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第73回医学祭を祝って

                  山口大学医学部保健学科同窓会

                        双樹会  

                      会長 米田 純子

 

山口大学医学部第73回医学祭の開催を心よりお慶び申しあげますと共に、この医学祭が大成功となることを心から願っております。

医療の現場では、科学技術の進歩に合わせて高度な専門的知識・技術、深い人間愛に満ちた医療が求められています。

毎年開催されますこの医学祭は、市民が大きな期待をもって待っている祭典です。

山口大学医学部が、県内・県外の将来の地域医療に大きく貢献している「高度な医学的知識・コミュニケーション能力を有した医療人の育成」、「癌治療」「高度な先進医療に取り組む附属病院の役割」など新しい医療の知識を求めて、市民が大きな期待をもって待っている医学祭です。

地域の人々にとって、医療関係者特に医学部医学科及び保健学科の学生さんの若い力への期待は大きなものがあると思います。

今年の「“Go All Out”~医祭合祭~」とした医学祭のこのテーマは、将来につながるチーム医療に貢献しているすばらしいテーマだと思いました。企画された内容に大きな期待を持っています。

 

卒業時の臨床実習能力を評価することが、2020年度から全ての医学部で実施される予定になっています。

看護系大学協議会も「日本看護学教育評価機構」が設置され、2021年度から同様に評価される予定になっています、このことは母校の益々の発展を意味しており本当に誇らしく喜ばしいことだと思っています。

患者さんのQOLを重視した医療を提供していくにあたって医療に携わるメンバーのチームワークはとても重要だと考えます。

幸い山口大学医学部は「人を育てるのは人である」という歴史的に続いている理念のもとに優れた教職員が配置されており多くの優秀な卒業生が送り出され活躍されています。

医学部付属病院も4つの理念・目的をもって実習生の指導に当たっておられます。

1.患者さんの立場に立った全人的な医療を実施する。

2.将来を担う医療人を育成する。

3.世界に発信する先進的医療を推進する。

4.地域医療を発展させる。

我々同窓生一同も、若い学生さん達の”未来の世代が将来を支える”というこの躍動感に期待しています、是非頑張っていただきたいと思います。

毎年開かれますこの祭典は「市民と学生との交流を深める」という医学祭の理念のもとに開催されます。

山口大学の卒業生として、宇部の一市民として、学生の皆さんの活躍に期待しています。 

 最後になりましたが、今回の第73回医学祭が将来に向けて躍進できる素晴らしい機会となることを心より祈念しております。

 

平成29年9月

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